オーバーライト ブリストルのゴースト 感想
グラフィティという街中の壁にアートを描く文化を軸とした物語。
話の中での説明で出てくるんだけれども、ドイツのベルリンにもそういう文化があるということで、「あ、あれのことか」なんて思いながら読んでました。
感想(ネタバレなし)
日本からイギリスの大学に留学している主人公と、その主人公バイト先で出会ったヒロインとの物語。
大きく三つの事件が起きる感じなのだけれど、それは最後の一つの事件の伏線という感じ。
爆発的に面白い箇所があったわけではないんだけれども、物語の筋は安定していて面白かった。
全3巻完結済みなので、残りも読んでいきたいと思います。
巻末のあとがきで明かされるのですが、作者は作中の舞台としているイギリスのブリストルに1年間住んでいた経験があるとのこと。こういう自分の経験を活かした作品って何とも言い難い良さがあるよね。