Fumiya_Senoo’s diary

日々の気になったこと、役立ったことを記録しています

友人に500円貸したら借金のカタに妹をよこしてきたのだけれど、俺は一体どうすればいいんだろう 4 感想

3巻の感じから、4巻で完結かと思ったら、そんなことなかったでござる。

あらすじ

時期的には9月。3巻までは、夏休みなのをいいことに同棲生活を送っていたけれども、夏休みも終わって地元へ帰ってしまったヒロイン。が、主人公は主人公でお盆の時期は実家に帰ってこなかったので、9月は帰ってこいと言われ、結局ヒロインと同じく地元へ帰ることに。

とはいえ、ヒロインは高校3年生で受験勉強の都合もあるので、会わないことに…するのだが、共通の友人(女、高校3年生だが、推薦入試組)が頻繁に会いに来るものだから、結局ちょくちょくあってしまうことに。

が、その影響か模試の結果が悪化してしまい、模試でいい結果が出れば高校での文化祭デート、そうでなければ会わないという約束をして…

感想(ネタバレあり)

まぁ、結局、模試でいい結果を出すんでデートするわけですね。そもそも、模試の結果が悪かったというのもB判定だったという話ですが。(もちろん、当日の運もあるので絶対とは言えませんが、おおよそ C 判定で5分5分とかじゃなかったかな…?)

詳細な描写は読んでいただくこととして、文化祭デートの中身としては、ヒロインの普段見ない一面を見て、嫉妬したり、逆にヒロインはヒロインで主人公が先輩しているのを見て、嫉妬してしまったり。

ベタベタな展開、描写で、よくある手法かもしれないですけど、ちゃんと設定をうまく活かして描写できたのはよかったですね。

さてはて、このお話、どこまで続くんでしょう?ヒロインの大学入学まで?もっと続く?

嘘の世界で、忘れられない恋をした 感想

作者買いです。

面白かったです。

とりあえず、感想を一言で(ネタバレあり)

面白かったんだけれども、そういう作風の作者であるというのはわかっているんだけれども、3シリーズとも話の根幹部分の設定が似通っているのはちょっともったいないというか、そろそろ違うものが見たいなというところ。

冒頭あらすじ

本作の主な登場人物は、主人公(男)とヒロインとヒロインの友達(女)の3人。

主人公は子供のころに病弱で、一時期は落ち着いていたものの作品冒頭で余命一年の宣告をうけてしまう。子供のころの病弱さと余命宣告を受けた結果、あまり人と関わらない生活を送っていた。

そのあたりの事情は学校側は把握しているものの同級生らには隠して過ごしていた。学校側はそのあたりの配慮のために、定期的に放課後に保健室を訪問するようにという約束をしていた。

そのために主人公が保健室を訪れているタイミングで、ヒロインとその友人は幼馴染が保健室を訪ねてきて、保健室の先生に「ポスターを貼ってもいいか」と尋ねるのでした。

ヒロインたちは映画を撮っていて、新作のために平凡な男の子を求めて、その旨を示すポスターを貼りにきたのですが、たまたま居合わせた主人公が条件に合致し参加することに。

感想(ネタバレあり)

上記のようなあらすじでした。

終盤読み進んでいくと、3人の関係と全体的なストーリー構成が、「今夜、世界からこの恋が消えても」に似ていてちょっとな…となってしまった感じ。

ただ、似通ったストーリーとはいえ、面白かったのは事実です。

いわゆる王道、あるいは得意なストーリー構成のものを読ませる力って大事だと思うんですけど、新しい作風、ひねったストーリーのものも読みたいんですよね。読者ってわがままですね。

私が大好きな小説家を殺すまで 感想

作者買い。毎作ちょっとホラーみがあるんだけど、好きなんだわ。

導入部分のあらすじ

ある小説家が行方不明になり、捜索されることに。

警察が家に来て手がかりがないか探すと、気になる文書を見つけて、その文書が本作の大半にあたります。

その文書の作者が本書の主人公の女の子。

その話は、小学生で母親と2人暮らしなのだけれども、いわゆる毒親な母親で人生を終わらせるために、踏切で自殺を試みる時にその女の子を引き留める男に声を掛けられるところから始まる。

女の子はある小説を持った状態で自殺しようとしていたのだけれども、声をかけてきた男はその小説を書いた小説家であると。

そして、声をかけた理由は、本を持ったまま自殺されては風評被害で困るから。

そんなこんなで、出会った二人の物語。

感想(ネタバレあり)

そもそもタイトルでネタバレされているので、女の子が小説家を殺してしまうのは自明で、ではなぜ殺してしまうことになったのか?について語られています。

お互いがお互いに変に依存してしまって、うまくかみ合わなくなった結果、という感じなのだけれども、何とも言えない悲しいお話でした。

最後のオチの部分は、どうあがいても救われなさそうな感じで、なんともって感じ。

レプリカだって恋をする 感想

面白かった。実は読んだのちょっと前なので、記憶があやふやですが…

感想(ネタバレあり)

主人公の女の子はレプリカで、本体の女の子が調子の悪い時や気分じゃないときに代わりに学校に行ってもらっています。

レプリカは本体の意志で自由に出したり消したり出来、出てきたときに本体の記憶を引き継ぎます。ただし、引き継ぐといっても自信が体験したものというよりは、本を読んだ感じとのこと。逆に本体はレプリカの記憶を引き継ぎません。

そして、レプリカといっても、単なる模倣品というわけではなく、レプリカにも自分の意志があり、ある男の子と仲良くなっていくというお話。

レプリカであることを隠しているので、その男の子には正体を隠していて、本体と区別をするために髪型がハーフアップの時だけ話しかけてもいいよという約束をすることに。

そんな約束をしていたせいか、中盤ごろにその男の子にレプリカであると正体がばれてしまいます。と同時に、その男の子もレプリカであると判明するのでした。

さてはて、そんなレプリカ二人がいったい何を為していくのか?といった感じのお話。

レプリカちゃんとレプリカくん、どちらもいい子でいいお話でした。

おわりに(本題と関係ない)

お久しぶりの更新でした。ちょい忙しかった。

未来から来た花嫁の姫城さんが、また愛の告白をしてとおねだりしてきます。

面白かったです。2巻で終わったのは潔いですね。当初のストーリーを全うして、変に延命せずに終わらせるっていう点は好感持てる。

ただ、タイトルとストーリーはちょっとずれてるかな?とは思いました。

感想(タイトルから推測される以上のネタバレなし)

タイトルにある通り、かなり序盤に未来では花嫁になっているヒロインがやってきます。

最終的に結婚するという結末はわかっているわけですが、その過程である主人公とヒロインが仲良くなっていくさまが書かれていていい感じでした。

未来からやってきたヒロインが何をやったのか、についてはもろネタバレなので書かないとして、過去(現在から未来まで)が変わったのかどうかがちょっと気になってるんだけど、作中では語られなかったのでした。まぁ、些末な話ですね。

冴えない僕が気の部屋でシている事をクラスメイトは誰も知らない 感想

セフレがいる高校生のお話。

感想(ネタバレあり)

もっと変な話かなぁと思ったら意外と普通の話だった。というか、最初に体の関係がある…のはまぁ、変なんだけど、それを除けば普通に単なる三角関係ものって感じ。

ただ、読んでいる最中にとても気になったことがあって、登場人物の呼び方が安定していないように感じられる。というのも、あるキャラクターの視点では○○と呼ばれていたキャラクターが、××と呼ばれていたり、一人称もそんな調子なのでかなり頭がこんがらがった。

なにか意図があってそうしているのであれば、もうちょっとうまい見せ方をしてほしいところ。叙述トリックが隠されているのでは?とめちゃくちゃ疑って読んでしまった。が、もし叙述トリックものだとしたらこんなバレバレなのはちょっと困る…

ストーリー自体は気になるから、次も買いかなぁ。

恋に至る病 感想

タイトル買いしたら、とても怖いお話だった件。一応ミステリーのようです。

内容自体は面白かったです。

感想(ネタバレあり)

冒頭で物語の最終盤につながるストーリーが展開されてからの、昔に戻って話が展開されるタイプの作品。

最終的なオチが明言されていないんだけど、ヒロイン(ある意味主人公?)の異常さが際立つ感じで、なかなかいい感じだった。

さて、主人公は自分の意志で行動出来ていたのでしょうか?それともヒロインにいいように使われていたのでしょうか?あとがきを見る感じ、ちゃんとわかるように書いたようですが、少なくとも1回読んだだけではわかりませんでした。

ただ、終盤の話の流れからヒロインも万能ではなかったと思われるので、主人公の自由意志で動いていたほうがいいかな?