Fumiya_Senoo’s diary

日々の気になったこと、役立ったことを記録しています

すずめの戸締まり(小説版) 感想

とりあえず、面白かったです。映画も楽しみ。

「感想」(特に「作品の内容」)の項目は思いっきりネタバレありなので、ご注意を。

どんな作品か

2022年11月11日に映画が公開予定な小説です。筆者は同作品で映画監督も務める新海誠。ここ最近でいうと、「君の名は。」、「天気の子」に続く作品です。

上記2作と同じく、ちょっとした超常現象(この作品内における日本で地震が起きる理由)ありな感じで時代設定は現代なボーイミーツガール的な作品でした。

確か、「君の名は。」は映画公開後に小説発売、「天気の子」は映画と小説が同時だったはず。今回は、小説の方が先。

あらすじ

は、適当に公式サイトでも見てください。

感想

作品の内容

この項はネタバレあり。

この作品、東日本大震災をストーリー内で取り扱っているんですよね。そろそろそうやって昇華していかないといけないような年数がたったんですね。確かに11年半(作品内では12年)経ってますからね。

2016年頃に宮城に旅行に行ったことがあって、海の近くで「あの高さまで津波が来たんだよ」といった話を聞いたんですが、結構な高さで驚いた覚えがあります。

作品の内容に戻って。いつもの新海誠作品らしく、大きく前半と後半に分かれてます。

前半は、主人公のすずめが住んでいる宮崎から、ダイジンを追いかけて、最終的に東京まで行くお話。愛媛と神戸でそれぞれ人に出会って助けられます。こういった人と人とのやりとりが新海誠作品のいいところ。

後半は、なんやかんやあって、宮城を目指すことになる。このあたりで、冒頭に書いたとおり東日本大震災をモチーフにした作品だということに気付くわけですが、「あぁ、もうそんなに昔のことになったのか。」と思わされたものです。ダイジンとサダイジンの思惑が正直よくわからなかった(一緒に(?)旅をしている中で考え方を変えたのだろうと思ってはいる)のですが、最終的にはみんな元の役割に戻って、一応ハッピーエンドでしょうかね。

地震の記憶

いわゆる大地震はいくつか経験していますが、

な感じですね。

阪神淡路大震災当時は、まだ小さかったので、朝起きると家の中で食器が多量に割れていて大変だったという覚えぐらいしかないです。地震の最中(5時台)は全然目を覚まさなかったようです。

東日本大震災当時は、関西のある大学の構内にいたのですが、ゆっくりとした揺れを感じて気持ち悪くなった覚えがあります。まだスマートフォンはもっておらず、そのとき地震だということは全然気づかず家に帰ってニュースを見たら大変なことになったなぁと思ったものです。

大阪府北部地震当時は、さすがに震度6弱地域だったために、本棚から大量の本が滑落して大変だった覚えが。食器は全然問題なかったのに。あと、後片付け中にガンプラ踏んで、足の裏をけがしました。堅いもの転がってないし大丈夫と思ったら、ガンプラが1機だけ存在したという悲しいお話。 後は、上2つの地震と違って、大地震な上に一人暮らしだったために、結構な不安には苛まれましたね。結果的には東日本大震災と違って、津波被害はなく、余震が続くこともなかったので、翌日には日常生活を取り戻しました。

余談

完全に個人的な好みの話ですが、小説を先に読んで、映像を後で見る方が好きなので今回の映画は余計に楽しみです。

あと、めんどくさいオタクなので、「秒速5センチメートル」のやるせない感じも好きだったりします。平和なハッピーエンドの方が心は穏やかなんだけれども。